MAKI
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クレイグ・クチア

クレイグ・クチアはオハイオ州クリーブランドに生まれ、現在ロサンゼルスを拠点に活動しています。1999年にオハイオ州クリーブランド美術大学で美術学士号を取得後、2003年にはロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて美術学のポストグラデュエート・ディプロマを取得しました。クチアは記憶と想像の複雑な相互作用を探る、幻想的で示唆に富んだ作品で知られており、そこにみられるシュルレアリスムやパターン・アンド・デコレーション、キュビズムといった歴史的な芸術運動への参照は、作家の美術史へ対する深い造詣を示します。同時に、クチアの作品は労働者階級の生い立ちに根ざした逞しさも持ち合わせています。彼はクジラやサボテンといった特定のモチーフを繰り返し描きつつ、生物から無生物まで幅広い主題を取り扱い、平坦でグラフィックなタッチと素材感豊かなインパストを絶えず行き来しながら制作します。その奇抜なビジュアルとドラマチックな構図は、観る者に内省や熟思、そして独自の物語を生み出すよう促しています。
主な個展に「machines to solve unsolvable problems」SHRINE(ニューヨーク、2023年)、「the night I told my story to the sky」The Pit(パームスプリングス、2023年)、「windows」Taymour Grahne Projects(ロンドン、2022年)、「act(ive) enclosure」MAKI Gallery (東京、2021年)、「a toucan」L21(スペイン・バレアレス諸島、2021年)があるほか、アメリカ各地のグループ展にも数多く参加しています。

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