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アンドリュー・サルガドは1982年カナダ生まれ。2005年にバンクーバーのブリティッシュコロンビア大学で美術学士号を取得後、2009年にロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツで美術学修士号を取得し、現在はロンドンを拠点に活動しています。サルガドの色鮮やかなペインティングは、いきいきとしたポーズをとる裸体を中心に象徴的な形やオブジェクトを配した幻想的な舞台を描いています。文学や美術史を含む、幅広い分野からインスピレーションを受ける彼は、油彩、パステル、スプレー、コラージュなど様々な技法を駆使しながら、より抽象的で複雑な構図を追求し続けています。サルガドの作品は、ドラマチックで遊び心にあふれていると同時に深い内省性も持ち併せており、マスキュリニティやアイデンティティ、そして感情の開放にまつわる詩的な考察とも呼べるでしょう。
近年の主な個展に「Good Things」PIERMARQ*（シドニー、2023年）、「The Lotus Eaters」MAKI Gallery（東京、2022年）、「A Never-Setting Sun」BEERS London（ロンドン、2022年）、「Blue Rainbow」Angell Gallery（トロント、2018年）、「Dirty Linen/The Nihilist’s Alphabet」Christopher Moller Gallery（ケープタウン、2018年）がある他、世界各地で様々なグループ展やアートフェアに参加しています。2017年には、ロンドンの在イギリスカナダ高等弁務官事務所で個展を開催する最年少のアーティストとなりました。