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1979年兵庫県淡路島生まれ。現在は東京を拠点に活動する清川あさみは、90年代より雑誌の読者モデルとして注目を集め、2000年代には文化服装学院にて服飾を学びながら、「ファッションと自己表現の可能性」をテーマにアーティストとしての活動を開始しました。2001年に初個展「SAUCE」を開催して以来、国内外で多数の展覧会を開催しています。清川の作品は、日々膨大な情報に晒される現代社会において、個人のアイデンティティの内と外の間に生じる差異や矛盾に焦点を当て、可視化します。写真や雑誌、本や布に刺繍を施す独自の手法でよく知られ、代表作として「美女採集」「Complex」「TOKYO MONSTER」などのシリーズがあります。近年は表現・活動の領域を広げ、衣装、広告、映像、空間、プロダクトデザインなどのクリエイティブに携わるとともに、絵本の制作や地方創生事業にも取り組んでいます。
主な個展に「ミスティック・ウィーヴ : 神話を縫う」霧島アートの森（鹿児島、2024年）、「I'm nobody. 何者でもない」MtK Contemporary Art（京都、2023年）、「Mirror World」MAKI Gallery（東京、2023年）、「TOKYO MONSTER, reloaded」銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM（東京、2021年）、「Incarnation」ARARIO GALLERY SHANGHAI（上海、2019年）、「ADASTRIA 美女採集 by ASAMI KIYOKAWA」表参道ヒルズ（東京、2018年）、「清川あさみ―美採集―」金津創作の森美術館（福井、2015年）などがある他、世界各地のグループ展やフェアにも参加・出展しています。